「シアター・イン・プログレス」について

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“Recording in progress” これは録音スタジオで「録音中」という意味で、スタジオの入り口で見られる電気看板です。私たちTheatre in progress（シアター・イン・プログレス）には常に「劇中」という考え方があります。

私たちの考える「劇」のユニークさとは、観客と役者の間に生まれる「生」の触れ合いであり、公演とは、観客と一緒に「劇」を「している」、つまり「劇中」なのです。

役者と観客が共に創る物語。人生を考えたくなる物語や、生きることに希望と勇気を与える物語、生きるすべての人が感じるものを表した物語なのです。

役者は台本の物語を演じ、舞台を見た観客は、心に感じる様々な感情を役者に送る。観客と役者の間の空間はまさに「劇中」なのです。こうして役者と観客が、親密な空間で同じ時を共有し、関係を築く。そして「劇」でしか体験できない、特別な時間が生まれます。

人生を豊かにする役者と観客の結びつきから生まれる「劇」。これがTheatre in progressの「劇中」なのです。